ストレートネックと横隔膜の知られざる関係性
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- 4月, 21, 2016
- ストレートネック
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ストレートネックと横隔膜と呼吸
みなさん。「横隔膜」ってご存知でしょうか?
焼肉で言えば「ハラミとかサガリ」と言われる部分ですね笑。
今回なんでこの「横隔膜」についてお話しするのかというと、実は、頭痛や肩こりの天敵であるストレートネックと深い関係があるからです。
この記事の内容を知れば、ストレートネックで悩んでいる多くの人の症状改善につながると思っています。
少々長くなるので2回に渡ってお伝えしたいと思います。
まず、「横隔膜」ですが、こやつは何をしているかイメージできますか?
結論から言いますと、「呼吸」です。
人間は、生きるために肺に酸素を取り込まなければいけません。そこで重要になる2つの筋肉の1つが「横隔膜」なのです。
そしてその相棒として「外肋間筋」という筋肉もあります。
私たちは無意識のうちに息を吸っていますよね?
その約70パーセント以上がこの2つの筋肉によって行われているのです。
具体的にどんな風に働いているのか気になりませんか?
気にならない人も一応読んでください笑
一言で説明すると「肋骨の部分(胸郭)を広げる=肺を広げる」ということです。
横隔膜のイラストを見てみると、東京ドームのように、頭の方に向けて半円上の形になっているのがおわかりですか?
横隔膜も筋肉なので、力を入れると筋肉は縮こまります。
ですので、盛り上がっている「横隔膜」が活動すると下方に下がってきて、平ら状に変化してきます。
そうなると、筋肉が肋骨の下の部分が横に押し出していきます。
つまり、肋骨部分(胸郭)が広がりによって、肺も一緒に膨らんでいき、酸素を取り込んでいます。
横隔膜が「横に広げる」のに対して、外肋間筋は「前後に広げる」役割と言えます。
この2つの筋肉があるから、私たちは24時間、地球の酸素を体に取り込むことができているんですね。
横隔膜が弱っている人が急増!?
ここまでで、横隔膜と呼吸の関係性がなんとな〜く理解できたでしょうか?
この横隔膜ですが、実は、ストレートネックに悩む多くの人の場合、働きにくくなっている可能性があるのです。
ここで、突然ですがスマートフォンやパソコン操作などのデスクワークをしている姿勢を想像してみてください。
このような、丸まった姿勢を長時間取り続ける人の場合、肋骨やお腹周りの筋肉や皮膚などの組織が硬くなるといった症状を引き起こします。
ちょうどこの部分です。
腹筋がしっかりくっついているのがおわかりになるかと思います。
この部分が硬くなる状態を「チェストグリッピング」と言います。
先ほど「横隔膜」は「肋骨を横に広げて肺を広げる」とお伝えしましたね?
それを考えると、この「チェストグリッピング」の状態ではどうなってしまうでしょう?
もうおわかりですね。
この横隔膜の働きによる肋骨や胸郭の動きが制限されてしまうのです。
つまり呼吸がしにくくなっている人が増えているということです!
デスクワークは近代人にとって切っても切り離せない作業ですから、多くの人がこの問題を抱えている可能性があると言えるでしょう。
次回の記事では、この横隔膜の問題がどのように「ストレートネック」と関わっているのか?そして、その解決策や注意点はあるのか?
そんなところをお話ししたいと思います。
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